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野田のキッコーマン醤油本社工場見学&御用蔵見学記。

こんにちは
清酒 作州武蔵・和心の難波酒造の専務です。

地酒の市場調査で
東京さ、行ったついでに、田舎者は、足を延ばし
野田のキッコーマン醤油本社工場の
「ものしり醤油館」の工場見学と
同じ敷地内にある宮内庁に納める醤油を造る
御用醤油醸造所(御用蔵)の見学に行ってきました。

以前から行きたかったのですが
東京駅からの往復だけで2時間程度、必要なので
見学時間も考えると・・・・
正直、毎回断念していました。

東武アーバンパークライン野田市駅で下車。
野田市駅&線路をはさんで、
左前に・・・醸造工場、
後ろに・・火入れ・瓶詰め工場があります。

駅を降りた瞬間、、、、
むせかえるような香ばしい加熱した醤油の香り

工場のサイズが大きい為か、凄い香りです。
香りだけで、白いご飯が何杯も食べられそうです・・・ワ。

受付開始直後の早朝。
ゲートの門衛で手続きし、工場の敷地内に入ります。
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で~す。
ネットでは、
工場見学予約は、2名よりになっていたので
心配していたのですが、中の受付で
「自由見学にしますか、案内付見学にしますか」と
「案内付見学が間もなく始まります、時間許せばどうぞ・・・」と言われ案内付に参加。
PR映画を見た後、見学コースを工場見学です。

夏休みなので
自由研究を狙ったのかお子様が多いようです。

1本約1800石(暗算間違えてなければ・・・)の屋外仕込みタンク↓↓
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見た事が無い超巨大な円盤型製麹機(ちょうど空でしたが)
内部がガラス越しに見学できます。↓
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槽場は、
連続した何キロmもある長い布に、自動で醪を包み込み
折りたたみ搾る、
酒屋にとっては珍しい工程です。
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醤油の場合、
以前の油圧式搾り機までは
酒屋と同じ形式だったのですが
清酒の様な薮田式があまり普及しませんでした。

たしか醤油醪は、
9割ぐらいは低い圧力で簡単に搾れるものの
最後の1割程度は物凄い圧力が必要で
開発に難航していると
古い醸造協会の雑誌で見た覚えが有ります。

工場見学の後、参加者全員に
「キッコーマンしぼりたて生醤油200ml本」と
「黒豆茶のペットボトル」が無料で配布されました。
さすが、キッコーマンさん、太っ腹


ネットでの事前調査では
年末しか出荷しないと聞いていた
「御用蔵生醤油」が2本と3本のセットのみですが
売店「むらさき屋」で、売っていましたので、早速購入。
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国産原料のみを厳選
1年以上かけて・・・と言いますから
伝統的な醤油製造方法の様です。

生揚げ(生)の状態では、赤い薄い色の醤油が、
火入れ加熱すると鮮やかな色に変わると・・・
加熱温度・時間の不足では、良い色が出ないと
醸造協会雑誌のQ&Aで見た事が有ります。

せっかくだからと火入れタイプの「御用蔵醤油」も購入。

『天皇の料理番』
宮内庁大膳課と同じしょうゆを使ってみたいと・・・
ついつい欲張ったのですが・・・
・・・この重さが後からじわじわ・・・きいて来て、苦しめられます。
(絶対宅急便を使うべきでした・・・めちゃくちゃ反省!)

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次に
御用醤油醸造所(御用蔵)見学に移ります。

≪以下、キッコーマンHPより抜粋≫
御用蔵は2011年(平成23年)に野田工場内に移築
移築前の御用蔵は、宮内省(現・宮内庁)にお納めするしょうゆの専用醸造所として、
1939年(昭和14年)に江戸川沿い(千葉県野田市中野台)に建設。
老朽化にともない70年の節目に移築工事を行い、
しょうゆを仕込む木桶、屋根の小屋組み、屋根瓦、石垣、門などは移築前のものを使用し、
原形に近い形で再現しています。
御用蔵において伝統的な製法でしょうゆの醸造を行っています。
原材料には厳選した国産の大豆、小麦、食塩を用い、
季節の移り変わりのなかで、杉の桶を使い、
一年かけてもろみをじっくりと発酵・熟成させています。
江戸時代から続くキッコーマンのしょうゆ醸造技術は、
御用蔵によって守られてきました。
キッコーマンは、伝統的なしょうゆ醸造技術を途切れさせることなく継承し、
現代のしょうゆづくりに受け継いでいます。
御用蔵では、現在も宮内庁にお納めするしょうゆを醸造しています。
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朱塗りの欄干の橋を渡り、門をくぐり
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建物の一階に入ると、今は使用していない
古い道具類が展示してあります。
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モーターの馬力で電気の基本料が、決まった時代の機械でしょうか
それとも、モーターの価格が高かったのでしょうか?
1台のモーターから平ベルトを介して各機械に動力を伝達する構造です。

2階に上がると朱色に塗装された6尺木桶が並んでいます。
ガラス越しに醪が見えます。
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この醪が宮内庁に納める醤油になるのですね。

撹拌用の櫂、「ぶんじ」も同色の漆で塗装されています。

見学コース内の麹室は、
小型で実際には使用しない展示だけの様です。

階下に降りると6尺木桶の側面。

更に、旧式な搾り機(酒屋のと基本構造は同じ)
火当てか、おり引き用の木桶が
展示してあります。

近代化されるまでの
清酒、醤油の道具類は、大差なく
懐かしい道具類に出会えました。

見学を終了し、お昼に
東武アーバンパークラインで
キッコーマンを後にしました。




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