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炭素の使い方で寝れないぐらい悩む・・・・・・

一昨日の「地酒を飲む会」は、
同業者のいる場所にほとんど出没しない私にとって
(冬場は夜間専門&休日専門の杜氏、
はっきり言えば、蔵の中への引きこもりです・・)
・・・・久しぶりに良い刺激でした・・・・
P1000858.jpg
↑↑弊社の出品酒。2品。
6社参加のうち、隣の1社だけは、伏見の大手の蔵元さん。
そこの杜氏さん(但馬杜氏)の名前を付けた酒を、
グラスに注ぐのを見比べると
隣は、無色透明・・・・
うちのは、明らかに黄金色です・・・・


間違いなく炭素の使用量の差です。


うちの父は、かなり炭素をたくさん使用する方でした・・・・・。
味はきれいになりますので、
市販酒を「素人」に利いていただくと当然上位になります。

30年ぐらい前に、建設会社さんが始めた料理屋さんで
地元、大手合わせて、一級酒を26銘柄集めて
建設会社の従業員の投票で、うちの酒が、採用されたこともあります・・・・。

それくらい万人受けする「きれい」な酒に仕上げていました。

今は、当時とは違い格段にコメを白く磨いています・・・
炭素使用量は、1/5~1/3です。
しぼりたては、以前とは、別世界の軽快な仕上がりです。

炭素使用量を極端に減らしていますのでよく言えば、
後味、とか、奥行きが広い酒になりますし
「くせ」や「ぼろ」もそのまま出てしまいます・・・・。

・・・・低等級の米をとことん白く磨く東北の蔵とは違い
うちは、馬鹿正直に原材料勝負です。(腕のなさは、原価を高くする事で埋めます)
昨年の米は、すべて1等米相当以上しか使用していません

隣の大手さんは、生酛、山廃と、生酛系の酸の強いお酒です。
私の好みもあってうちの酒は、酸の低い、
辛口でもあまり辛く感じない、癖のない仕上げです。

偶然生じたこの真逆の差は・・・・・
お客様の顔色を伺いつつ、結構楽しめましたが、
・・・でも、炭素の適正使用量が
全くわからなくなってしまいました・・・・









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Author:作州武蔵くん
中国山地の片田舎&小酒屋の長男に生まれてしまい、しかもなぜか進んだ道は薬剤師と言う変人です。
全職員が一丸となって酒づくり

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