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苅田酒造さん公開の見学・その2

こんにちは
最近むきになって酒造りに没頭している
清酒 作州武蔵・和心の難波酒造の専務です。
先日、国の重要文化財の指定を受けた
苅田酒造さんの見学記・その2です。
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で~す。

吉井川沿いの水の便に恵まれた
城東周辺は津山の城下の中でも
特に「造り酒屋」が多く

私が営業されていたのを知っているだけでも
東から
平和正宗 下山酒造さん
吉井川 三谷酒造さん
諸白 苅田酒造さん
白鳳 朝日酒造さん

と同じ街道沿いの狭い場所に四軒が軒を並べていました
しかし、それぞれ
住宅地や、スーパー、和菓子屋に変わってしまい
酒屋の雰囲気を残すのは
わずかに
苅田酒造さんのみとなっています。
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出雲街道沿いに位置する苅田酒造さんは
建物の意匠等もかなり凝った造りが多く
歴代の当主の趣味の良さがしのばれます。

最近母が、苅田社長から聞いたのには
「資料価値が無いと言われたものを大量に
ごみの処分場まで運びだすのが大変だった」とか・・・・
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↑写真は
うちでも昭和41年まで使用していた
米洗い機です。
未だに置いてあるのが脅威です・・・。

この機械
構造上、砕米の発生が多く
口の悪い父は、「砕米発生装置」と呼んでいました。

写真を撮り忘れたのですが
蔵の入り口には「瓶洗い機」がありますが
メーカーこそ違うものの弊社の物とほぼ同時期の導入ですが
壁のない場所で風雨にさらされていたのと
塗装がなされてない為か
残念なことに錆びだらけです。

うちのが何とか現役なのを考えると
整備塗装の有無でこれほどの差が出るものかと・・・・

「瓶洗い機」の錆びの塊を見て
「・・・・手を入れればまだ何とか使えるかも」
・・・・と思ってしまうのはきっと私だけでしょうね。


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1階の表客間(12.5畳)の違い棚の上の袋戸棚の絵は
狩野派の絵だそうですが
裏は無地になっており
来客時だけ表を向け、
普通は無地を表にだし
傷みにくいようにしてあったのだとか・・・

苅田酒造さんを見学して感動したのは
古い道具類が良く残っており
(観光用の)
酒造博物館としての価値が高いと思います。

ただし、
酒蔵は製造量・設備の変化で
使用方法・配置はどんどん変化しており
いつの時代の状態で展示するのかは
展示を監修する方の「趣味」によって大きく左右されそうです。

酒蔵の
老朽化した屋根と浮いた白壁の維持修理は
大変な作業(費用)になりそうですが・・・

母屋は、戦後の改装が比較的少なく
伝統工法のままの部分が多数を占めていて
古い時代に戻すのでなければ
小さな補修で済みそうです。
DSC_0057.jpg

DSC_0058.jpg
ただし、客間等のガラス戸は
かなり遅い時代に作られているはずで
全て何処かの時代にそろえるのは無理なので
観光資源と、歴史的価値のバランスを考えた展示が必要な様です。


清酒 作州武蔵・和心の難波酒造では、
やっと残りの「火当て (火入れ)」を行いました。
これで一部の生貯用や瓶詰めした生原酒をのぞき
タンク内の生酒の処理は全て終わりました。
DSC_0076.jpg
蔵の片付け等まだまだ作業が押しています。
この冬は初開催の蔵開きの準備等に多く時間を割いたため
作業全般に遅れが出ています。
気だけ焦るものの作業ははかどりません
何とかせねば!







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Author:作州武蔵くん
中国山地の片田舎&小酒屋の長男に生まれてしまい、しかもなぜか進んだ道は薬剤師と言う変人です。
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