櫂の修理
櫂の修理
お酒を櫂で撹拌するシーンは、酒屋の宣伝によく登場するので
一般にもなじみの多いことと思います。
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今日は、その、酛用の櫂(もと櫂)の修理です。
櫂は、大きく分けて、3つ程度に分けられます。
(地域によっては、蕪櫂(かぶらがい)とも呼ばれます)
柄の長さによって
大櫂(おおがい)(約2.3m)、三尺櫂(さんじゃくがい)(約1.8m)、もと櫂(もとがい)(約1.5m)等に分けられます
さすがに、うちの蔵でも、
過半数の櫂は、プラスチック又は、
アルミなどに変わってきていますが
古い櫂には、捨てがたいメリットがあり
一部使用を続けています。
大櫂(おおがい)、三尺櫂(さんじゃくがい)は、
主に柄が竹製です。竹の『しなり』を利用して、櫂を入れますので
今でも、竹製の柄が好まれます。
もと櫂(もとがい)は、
うちの蔵では、木製の柄です。
蕪のサイズは小型で、
形も台形に近く、肉厚です。
昔は、腐造を恐れたので
途中に空間が発生し、割れやすい竹ではなく
殺菌しやすい、木製のものを酛に使用したのだと思われます。
さて、今回は、このはずれた蕪を柄と接合します。
櫂は、少なくとも半世紀以上前の制作・・・繰り返し修理して使っています。
まず、蕪に、柄を打ち込みます。

竹で作った楔を、打ち込みます。

・・・・長すぎる楔をノコギリで切ります
↓念のためもう1本・・・・


完成です。
作業時間約5分・・・・慣れって恐ろしいですね。。。。(^^;)
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